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水道管はなぜ錆びるのか

ブログ 2014年03月24日

昭和49年頃まで建てられたマンションに使用されていた水道管は

鉄管に亜鉛めっきされた亜鉛めっき鋼管が使用されていました。この水道管の中は亜鉛めっきが劣化し、管内全面に錆こぶがびっしりと発生し、赤水流出がはなはだしい水道管でした。塩素が鉄を錆させ、錆にバクテリアが付着し、錆こぶと成長させて管内を閉塞させる。水がまずく、衛生的にも好ましくない、という状態だったのです。

錆付いた亜鉛めっき鋼管
錆付いた亜鉛めっき鋼管

昭和50年以降建てられたマンションのほとんどが

硬質塩化ビニルライニング鋼管という鉄管の中に塩化ビニル管が挿入されている二重構造のパイプが使用されています。直管部分の管内は塩化ビニルパイプになっているので、直管部は錆る事はなくなった画期的なパイプです。現在の新築マンションでも使用しているところもあります。但し、管と管をねじ接合する継手やバルブ部分に錆が発生するという完全な防食対策にはなっていませんでした。特にバルブや水道メーターの接続部は異種金属接合部となり極端な劣化が見られ錆で管内を閉塞させている場合が多く見られます。
錆付いた硬質塩化ビニルライニング鋼管
錆付いた硬質塩化ビニルライニング鋼管

平成5年以降は

コア内蔵継手なる管端防食継手が認可され主流となりました。このコア内蔵継手と硬質塩化ビニルライニング鋼管との組合せはベストな組合せで水道管内の錆化の終焉を思わせました。ほとんど管内に錆が見られない結果が得られました。が、ねじ込みがあまかったり、多少でも戻すとコアの隙間から錆が発生するという状況も見られ、その施工の質により完全な防食というところまでは若干疑問が残ります。

平成10年以降は

ステンレス鋼管
ステンレス鋼管

共用部にはステンレス鋼管を使用し、専有部にはポリエチレン管を使用するといったほぼ完璧な防食対策された管材での施工となっているマンションもあります。又、錆ない耐衝撃性塩化ビニル管での施工をしているマンションもあり、建物の給水管の劣化にかなり配慮した材料での施工がここ数年の間に急速に高まってきています。防食管材での施工は当たり前になってきましたが、その反面、管内にぬめりやバクテリアの滞留などが心配されます。

錆びによって機能不良になった減圧弁
錆びによって機能不良になった減圧弁
水道法で定められた基準の水に何も加味しない、何も邪魔しないでスムーズに供給できる水道管が最も理想ですが、人為的に施工された水道管ですから、大なり小なり何らかの問題が付きまといます。

給水管の材料によって対策工事が変わります!

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