よくあるご質問
リパイプ・ブロック工法に関するよく寄せられる質問です。
当社のライニングは、耐久性、耐熱性の兼ねるべく、その素材のブラッシュアップと施工技術を磨いてまいりました。
詳しくは以下ご一読くださいませ。
- Q.特許工法ってすごいの?
- Q.リ・パイプブロック工法と他社工法との違いは?
- Q.エポキシ樹脂の安全性は?
- Q.エポキシ樹脂は何年くらい大丈夫?
- Q.エポキシ樹脂の耐熱温度は?
- Q.ダブルライニングってなに?
Q.特許工法ってすごいの?
A.
特許法では「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの」が発明であるとされています。
その発明でも全て特許を受け得るものでは無く、特許の要件を満たす事が必要です。
- 産業上利用する事ができる発明。(特許法第29条第1項柱書)
特許制度は産業の発展を目的にしています。なので産業上利用する事ができる優れた技術、発明でなければなりません。
- 新規性のある発明。(特許法第29条第1項)
客観的に新しい発明でなければ特許を受ける事ができません。「公然と知られたもの」「公然と実施をされたもの」「公衆に利用可能となったもの」などは特許を受けられません。
- 進歩性のある発明。(特許法第29条第2項)
新規性を有する発明でも進歩性を有する発明でなければ特許は認められません。その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたときは進歩性が否定されます。
- 先願の発明。(特許法第29条の2、第39条)
1日でも早く特許出願した者に特許権が与えられます。
- 公序良俗を害する発明でないこと。(特許法第32条)
公の秩序、善良の風俗または公衆の衛生(公序良俗)を害するような発明は特許を受ける事はできないと規定されています。
以上の様に特許の要件を満たすには高いハードルがあり、それなりの優れた技術、発明でなければならないのです。なので特許工法は唯一無二の凄い工法なのです。
Q.リ・パイプブロック工法と他社工法との違いは?
A.
リ・パイプブロック工法は、5つの特許で構成されている特別な工法で、他社工法とでは仕様と仕上がりの品質が違います。当然、耐久性能も違ってきます。
給湯銅管(きゅうとうどうかん)は元々わずか1㎜程度の厚さしかない。この薄い肉厚なのでピンホールが発生しても不思議ではないと思いがちです。だからと言って漏水していいと言う事はありません。あってはならないマンションでの漏水の第一位が銅管のピンホール漏水です。リ・パイプブロック工法は長年の研究した成果としてピンホール漏水を止水してライニングをする特別な事ができる工法になりました。過去に誰も成し遂げる事ができなかった「銅管の漏水を止める事」を可能にした特殊特許技術は他社には出来ません。この特殊技術、漏水の穴を埋める技術が出来る事で「事前に漏水を防ぐ」ライニング工法も確立する事が出来たのです。
研磨して穴があいたらライニングそのものが出来ません。穴あき補修費用が別途発生してしまいます。特に給湯銅管(きゅうとうどうかん)の内部には一部にシリカスケールが形成され除去が難しい。
シリカスケールがあるとライニングが出来ない部位が発生したり、バイオフイルムの影響でマウントレス孔食が進行していると研磨材の圧力に耐えられずピンホールの元になる事もあります。
リ・パイプブロック工法は、素材を傷つけない下地処理、フラッシングしてから耐熱エポキシ樹脂でライニングする工法特許を取得しています。
決定的に他工法と違うのはリ・パイプブロック工法はダブルライニングである事です。普通の工法は、AからBへライニングしてからBからAへ戻した、往復ライニングを行います。これをシングルライニングと称しています。リ・パイプブロック工法はシングルライニングを終えて硬化確認をしてから、更にもう一度ライニングを行います。1回目のライニングは白色の塗料で行い、2回目のライニングは青色の塗料で行います。見た目にも明らかに2回ライニングを行った事が分かります。手間も材料も2倍となるのです。
何故、わざわざ2回のライニングを行うのか? ライニング塗料は2液性になっていて主剤と硬化剤を撹拌して化学反応で硬化するマテリアルです。この撹拌する時に多量の空気が塗料に混じります。この空気が気泡となりライニング塗膜に残ります。微細な気泡は塗料ピンホールになってしまいます。更にライニングは高圧圧縮エアーで粘度の高い塗料を押して均等に塗られて行く工法です。これはどの工法も一緒ですが、エアーで塗料を押して行く工法なのでライニング時にも塗料に空気が混入してしまいます。これも塗料ピンホールになってしまいます。微細な気泡、塗料ピンホールが発生してしまうのがライニング工事の欠点です。これは一般の塗装工事でも一緒で、塗料ピンホールを避けるために2回塗り・3回塗りが常識になっています。
このライニングの欠点を唯一解消できる方法が2回塗り、ダブルライニングなのです。1回目のライニングで出来た塗料ピンホールに2回目のライニング塗料が入り1回目の塗料ピンホールを完全に埋めます。2回目の塗料ピンホールが出来ても1回目の塗膜で塗料ピンホールをカバーします。リ・パイプブロック工法は品質確保の為にわざわざ2回のライニング、つまりダブルライニングを行っているのです。出来上がったライニング塗膜は品質は勿論ですが耐久性能が抜群で対費用効果が充分得られる仕上がりになっています。これが決定的に他社と違う利点となっています。
更にユニットバスを取替えた方々やリフォームした方々のお宅では給湯銅管(きゅうとうどうかん)とポリエチレン管が混在しています。ポリエチレン管はライニングの必要がありません。この混在配管でも給湯銅管(きゅうとうどうかん)だけをライニングする事ができるスラッシュ工法も リ・パイプブロック工法に含まれているのです。他社の工法では銅管だけをライニングすることができません。床開口などの追加費用と追加工期が必要になります。リ・パイプブロック工法は追加費用はいりません。
給湯に使用する水の有機物の学習、銅管の腐食生成物の研究、金属の電位の学習、銅管のピンホールの研究、エポキシ樹脂の耐熱の研究、塗膜の塗料ピンホールの研究、などなど数えきれない学習と実験を経て リ・パイプブロック工法が出来たのです。それは全て「お客様の財産を漏水から守り抜く精神」から来たものです。ライニング工法は数々あれども給湯銅管(どうかん)へのライニング工法ではリ・パイプブロック工法に勝るものは無い!と自負しております。
Q.エポキシ樹脂の安全性は?
A.
当社の使用している「ブロックライナー」は大手メーカーにODMで製造してもらっているもので白色と青色の2種類、夏用と冬用があります。
2液性無溶剤型で、いずれも厚生労働省規定の浸出試験「給水装置の構造及び材質の基準に関わる省令(平成9年3月19日厚生省令第14号[最終改正:平成26年2月28日厚生労働省令告示第15号])をクリアしている安全なものです。
また、日本水道協会JWWAの浸出試験 JWWA K143 基準もクリアしている安心なものです。
Q.エポキシ樹脂は何年くらい大丈夫?
A.
約30年の耐久性があります。
Q.エポキシ樹脂の耐熱温度は?
A.
当社のブロックライナーは耐熱用に開発致しました。製造設計98℃ですが、実際の施工では70℃までの温度使用の仕様にしてあります。約30℃のクリアランスを取っています。
Q.ダブルライニングってなに?
A.
ライニングとは裏打ちという意味で、管の内面に樹脂をコーテング塗る作業を指しています。通常、往復ライニングを行い塗りムラなどが無い様に行います。
これを業界ではシングルライニングと称しています。これに対して同じ作業を2回行う事をダブルライニングと言います。
1度目は白色の塗料で往復ライニングして数時間後に硬化確認を行い、硬化後、2度目は青色の塗料で往復ライニングを行います。
つまりシングルライニングで終了するのではなく、2回、ダブルでライニングを行うので材料も手間も2倍と言う事になります。これはエポキシ樹脂を撹拌する時とライニングする時に塗料と空気が混ざり微細な気泡が発生します。
その気泡が硬化途中で抜け塗料ピンホールが発生します。
時にはこの塗料ピンホールが銅管の素地まで到達し施工後お湯や水が素地に直接アタックします。この事で新たに銅管ピンホール(孔)が開き、漏水に至る事が判明しました。ライニングの欠点です。
そこで1度目のライニング塗料ピンホールを埋める効果がある2度目のライニングを行う事でほぼ完璧に塗料ピンホールを無くする事ができるのです。
銅管の更生工事は品質重視でなければなりません。その為には一切の妥協はありません。材料も工事量も2倍となっても高品質を実施する事で耐久性が抜群に長くなります。
銅管の事を長年研究し続け、漏水現場を無くする為に開発した特許技術です。
これがダブルライニングでお客様に寄り添った工法なのです。(ダブルライニングは当社の商標登録です。)